習字、書道はどんな道具を使えばいいの?

はじめに

この疑問を持つ方は、

・初めて学校で習字をする小学生、
・日本国外の方で体験してみようとしている方
・習字から書道へ、レベルアップをしようとしている方

色んな方がいるかと思います

ここではそんな
初めて習字、書を始める人からレベルアップをしていくベテランに方に向けて、

初めて〜中級ではどんな道具を買えばいいか、
上級(ベテラン)以上はどんな道具あると便利か、お伝えしていきます!

道具の種類

用意しておきたい道具について

初心者

小学生編

日本で生まれ育った方であれば、小学校3年生が初めて習字を始めた時期

それぞれの小学校で購入のためのカタログが見せられてそれを買う方がほとんどかと思われます。

初めての道具として安く全てが揃っているので、先ず購入する道具としては学校で紹介される道具で大丈夫です。

私自身も本格的に始めたのが小学校5年生からで、小学校3年生で購入した道具を中学2年まで使っていましたので学校で紹介される道具一式でまずはできます。

帰国子女の方であれば、途中時に学校から準備する道具一式を紹介して頂けます。
もし紹介がなければ、どこで購入すればいいかを一度小学校の先生に聞いてみましょう

まずないですが、購入の紹介がない場合はネットで購入しちゃいましょう!
色んな方が紹介していますし、こちらからも紹介しますのでそこから選んでみてください!

大人編

大人の方は小、中学生以来久しぶりの方が殆どかと思います。
中には日本国外の方で体験のためにされる方もいるかもしれません

久しぶりに始める方は

・趣味(時間ができたからやってみたい)
・仕事で字が綺麗に書けるようになりたい
・資格を取りたい!
・心を落ち着かせたい

など
何か問題解決をしたい方が殆どかなと思います。

大人の方も、先ず初心者用のセットで充分です。

拘り始めるのは中級者になってからやりましょう!

もう既に、手元に道具がある方はそれを使って大丈夫です!

とはいえ、基本の7つは揃えておきましょう。

道具:初心者編 約2~3千円~

道具の種類特徴ざっくり値段
硯(すずり)プラスチック製300円前後
文鎮(文鎮)滑り止めがあるといい500~1000円ほど
墨:墨汁(ぼくじゅう)コンビニで買えます!1本 250円
下敷きSY式(わかりやすい線つき!)1枚 400~1200円ほど
筆:小筆と太筆100均、ホームセンターなど文具コーナーのものでも良い小筆:500円ほど
太筆:1000円ほど
紙:半紙100均、ホームセンターなど文具コーナーのものでも良い1パック 100円ほど
紙束:新聞紙、もしくはB4〜B3サイズの紙束書いたものを乾かしたり保管するため

値段は目安ですので、ご注意ください

中級者編

ある程度書けるようになった方、始めて2〜3年目の方

この頃から習字、書道で文字の大きさや道具の種類が色々あることに気づきます。

そのため初心者と同じですが、道具をアップグレードしたくなる時期でもあります。

そこで変更すると良い、揃えると良い道具を紹介します。

道具:中級者編  1~2年以上

道具の種類特徴ざっくり値段
石作り約5000円~
墨池(すみいけ)プラスチック製500円
:墨汁(濃いめ)
  固形墨(油煙)
墨汁:練習用
固形墨:本番用(練習必要)
墨汁:1~2000円~
固形墨:5000円~
水差し1滴ずつ水をたらせるもの無料~
下敷き半紙用:無字で厚さ2mm
条幅用:枠線ありで厚さ2mm以上
半紙用:約1000円~
条幅用:約3000円~
漢字:太筆(中鋒)
かな:小筆(中〜長鋒)
条幅以上:中鋒、太筆(中鋒)
漢字:約5000円~
かな:約1~2000円~
条幅:漢字と同じ
擦った墨を保存するため
小さめのものでOK
無料~
機械漉き練習用
滲みが出る
半紙(100枚):約1~2000円~
条幅紙(100枚):約4~5000円~
スカートハンガー条幅用紙の乾燥のため110円~
競書誌(学生〜大人)習字教室に通っている人月1000円ほど(扱う協会による)

※値段は目安ですので、ご注意ください!

上級者(ベテラン〜プロ)

入会している教室の競書誌で師範になっちゃった!

プロとして活動します!しています!

そんな方は、既に自分に合った道具を揃えているかと思います。

他にもこんな道具があるんだ!といった道具があるかもしれないのでいくつか紹介させて頂きます。

道具:上級者編(ベテラン〜プロ)

道具の種類特徴ざっくり値段
自動墨すり機高いですが、固形墨を自動で擦ってくれるため時短!約3万円~
下敷き大きい作品を書く方向け
全紙版、3尺×10尺など
約1~2万円~
ヤギの細光鋒(貴重、すげ~高い)2~3万円~
筆かけ洗った筆を乾燥させるため2千円~
砥石(泥砥石)硯を研磨するため約千円~
朱墨:添削のため
青墨:滲みのある作品向け
白墨:映えの作品作りに
朱墨(少量):約千円~
青墨(少量):約千円~
白墨(少量):約千円~
紙 手漉きのもの
機会漉きよりも高いが、天気に左右されずに作品が作れる
約1万円~
書籍辞典:文字の形を調べるため
書選シリーズ:臨書用
競書誌(対象:高校生以上):昇級、段の難易度が高くなる
1冊 数千円~
競書誌 1冊 1~2千円~

その他

今では殆ど見かけなくなった道具や家庭、教室などで作品を自作する際に必要になる道具です。

道具:今ではあまり使われないかもしれない

墨バサミ約2000円~
矢立て約1万円~

個人で作品を仕上げる人は下記があると額への自作ができます。

アイロン約3000円~
裏打ち用紙2000円~

まとめ

初心者用から上級者、プロの方まで道具も色んな種類があり驚いたかもしれません。

もう既にそんなこと常識だよ〜と思った方は界隈の方ですね。

本格的に道具を知るようになったのがつい最近ですので、初めてこれだけ多くの道具があるんだと知った時はとても驚きました。

道具の種類、産地、原料、どれを取っても千差万別です。

ちょっとずつ、ゆっくりでもベストの道具を選んでいきたいですね!

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