はじめに
パソコンが普及して、学生ではPCが貸与されるようになった時代の私たち
書、手書き文字からパソコンを通して情報のやり取りが多くなりました。
書の世界にもAIを使った技術開発が行われ、中には商業化されているものもあります。
今回は書の世界でもコンピュータ技術は関係するのか?という疑問を元に
コンピュータのざっくりとした歴史と、書道の世界でも使われるようになったAIと呼ばれる技術との関係や活用例を紹介していきます。
参考:
日本経済新聞:「弘法の筆」AIで再現 香川大、書道文化に光
エスパリアール合同会社:「手書きくん」
ざっくりコンピュータについて
~手書き文字の開発まで~
コンピュータの発端は1900年前半、ジョン・フォン・ノイマンとアラン・チューリングという人が構想を発表、第2次世界大戦までに超巨大時に約30トンを超える巨大なコンピュータを運用したことで知られています。
もちろん性能は現代のPC(パーソナルコンピュータ)よりは劣りますが、開発された当時は国家機密になるような凄いものでした。
ドイツでは「エニグマ」が開発され、暗号解読に役立ったとされています。
1950~1960(第一次人工知能ブーム)
それから時代は進み、技術開発とともにコンパクトになっていきました。
それにより、
・車にECU(電子制御ユニット)が使われるようになりAT車が作られ
・コンピュータにも伝わる言語(例:C言語など)が開発され
・個人で使うことができるコンピュータ(PC:パーソナルコンピュータ)が開発され
様々なものが開発されるようになりました。
人工知能の研究はこのころから構想、開発が活発になってきたとされています。
1980年代(第二次人工知能ブーム)
時は進み、、、
PCが一般に普及されてきたのは2000年前後とされています。
コンピューター開発の黎明期とされ
今ではは有名なGoogle、Amazon、FaceBook、Microsoft、AppleなどのGAFAMが設立された時期でもあります。
また、日本ではWinnyと呼ばれるサービスが現れました。
Winnyについては日本警察のやらかし話とかもあるので興味のある方は調べてみてください。
そこから、2000年~現在進行形で起こっている第三次人口知能ブームが続いてきたことにより、個人でビッグデータを使ったAI開発ができるようになりました。
手書き文字や筆文字も含め、様々な分野で使われ、開発されるようになってきたのは2020年前後になってからになります。
商業化されているサービス
2024年現在、サービスとしてあるのが
- 手書きくん(エスパリアール合同会社)
- ロボットレター(エクネス株式会社)
他にもあるかもしれませんが、代表的なものは手書きくんになります。
企業として、いろんな会社や人に手紙を送る際には主にこれらを利用されるかなと思います。
値段は各料金を比較して、会社や個人の状況に合わせて一度利用してみると面白いかと思います。
AI技術で新しく文字作成アプリ、モジュールを作ろうとしたら
次に2024年現在の手書き文字の技術面について、観て頂けれたらと思います。
*海外にもAI使用の手書きサービスがあるかもしれませんが、ここでは日本国内の話に限定させて頂きます。
先ほどのサービスで上げたものは、ボールペンなどのペン字に限定されていきます。
他にも、2023年12月の日経新聞に記事がありますが、筆文字の開発が行われていっています。
そのため現状は筆、ボールペンなど筆記用具によらず、AIを用いた手書き文字の作成は可能だと言えそうです。
AI開発には膨大な量の手書き文字の画像データが必要になります。詳細な量は開発経験がないためわからないですが、数十万のデータが必要だといわれています。
加えてロボットアームを用いて筆を動かす際にはモーションキャプチャも必要になります。
なので、もし開発をするつもりの方がいましたら覚悟を持ってやっていきましょう!
携わりたいのであれば、エスパリアール合同株式会社さんやエクネス株式会社で一度働いてみることも手だと思います。
おわりに
手書き文字は手書きならでわの暖かさや個性が現れます。私自身、筆の文字を見ると相手の性格や書いている時のその人の感情なんかも読み取れたりするため、手紙を読んだ時に相手の温かみが伝わってきます。
それほどまでに手書き文字1つとってもコミュニケーションツールとして優れています。
反面、現代の手書きや書道人口が減少している現代。
LINEやX(旧Twitter)が普及して手紙で相手に何かを伝える機会が減少してきて
手紙に自信を持てる方が少なくなっていっているかなと思います。
そんな時に、手書きくんなどのサービスを利用してみるのも1つの手になりますね
コメント